【海外の教育事情を知ろう】中国と日本の小学校の違い①~学期制、登下校の仕方、PTAは?~

こんにちは!

心の木を育てるオンライン家庭教師MEBUKI講師のユキです。
今回は私の出身地である中国上海の学校事情と日本との違いをまとめてみたいと思います。

「中国の日本の小学校の違い②~科目、水泳、実験~」は こちら から

中国上海の学校事情

  • スタートは9月1日/夏休みは2ヶ月間
  • 小学校の入学年齢は9月1日~翌年8月31日の間に生まれ、満六歳の児童が対象となります。例えば2021年入学の新一年生の対象は、2014年9月1日~2015年8月31日に生まれた児童となります。
  • 中国の小学校は二学期制。一学期は、9月1日(土日祝日と重なる場合はそのすぐ後の平日)から1月の下旬まで。1月の下旬から2月の下旬までは冬休み、そして冬休み明けから6月30日までが二学期。その後、7月1日から8月31日までの2ヶ月間が夏休みです。
  • 日本のように”桜シーズンに入学式”という風物詩はありませんが、2ヶ月間という長い夏休みは思い出に残ります。
  • 新学期が始まってもクラス替えはありません。特に本人からクラスを変えたい要望がなければ、六年間同じクラスメートで卒業を迎えます。
一学期   9月1日~1月下旬
冬休み1月下旬~2月下旬
二学期冬休み明け~6月30日
夏休み7月1日から8月31日

低学年は保護者の送り迎えが基本

 小学校低学年の授業は朝8:50~、午前中に四時間目まであり、給食・昼休憩終了の13:00から六時間目までで一日の勉強が終わります。整理整頓・掃除等が終われば自由に各自家へ帰れます。中国には一般的に登校班がなく、各自登校するのが日常です。

 低学年は保護者の送り迎えが基本で、夕方の下校時間に共働き家庭が間に合わない場合は、18時まで学校に残ることができます。もしくは「一般社会学童施設」に申請し、有料利用で保護者希望のお迎え時間まで見てもらうことも可能です。

中国の小学校にPTA活動はありません

 中国と日本の学校の一番の違いは、おそらくPTAではないでしょうか。中国の公立校にはPTAはありません。

 基本的に保護者が参加する活動は懇談会以外ありません。参観日もありません。「授業見学」はありますが、他校の先生が見学することを指します。期末試験後の懇談だけ出席すれば、ほぼ参加する行事はありません。

 普段、先生と保護者の連絡の取り方は紙ベースの連絡帳以外、最近ではWeChatというチャットツールを利用して、連絡を取り合うことが日常的になっています。行事などで撮った写真もグループチャットにリアルタイムで保護者たちへ送ることもあります。

 そのため、中国の人にとっては日本のPTAの仕組みは非常に理解が難しいと言えます。


 いかがでしょうか。同じ小学校でも取り組み方、親の関わり方は全く違います。学校の先生など、保護者の方への伝え方でどうしたら良いか分からないという場合は、お気軽にお問合せください!

MEBUKI講師 ユキ