【海外の教育事情を知ろう】中国と日本の小学校の違い②~科目、水泳、実験~

中国と日本の小学校の違い
科目、水泳、実験、

こんにちは!

心の木を育てるオンライン家庭教師MEBUKI講師のユキです。

今回は私の出身地である、中国上海の学校事情と日本との違い②をお送りします。

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中国の小学校も日本と同じく、概ね、公立と私立の二種類に分けられます。入学や長期休暇の時期は大体同じですが(日本人学校を除く)、地域、学校によって、授業内容、料金、システムは全く異なります。こちらでは上海の公立小学校の状況を紹介します。

中国上海の教育・学校事情

道徳以外は全て教科担任制

 低学年の授業内容は国語、算数、英語、道徳、体育、音楽、美術、研究(*)。中国では道徳以外の科目にほぼ全て専任の先生がいます。それぞれ該当の経験や学歴・資格が求められます。

 私が小学生の時、英語を始めたのは2年生の時でした。当時上海市内でも早い方でしたが、今では1年生から英語の授業を始めるのが一般的。1年生は週1、2時間程度ですが、ピンイン(中国語の発音)も習わなければなりません。ピンインと英語の発音を一緒に勉強をしている今の子どもたちはすごいなと感じています。

水泳や理科の実験はなし

 また、中国の公立小学校にはプールがほとんどないため、体育では水泳を教えません。体育授業の内容はグランドや体育館で行える項目となります。例えば、跳び箱、縄跳び、陸上、球技等です。

 「研究」(*)という科目は学校によっては呼び方もそれぞれですが、自然や科学を教える授業です。ただし、実験することはありません。大体、映像や動画などで現象を説明します。中学で化学や物理を習うようになってから実験を行うようになっていきます。

給食はアレルギー献立や肥満対策献立まで

 中国も日本と同じく義務教育の間は給食となります。食事内容は各区によって違いますが、「おかず4」+「スープ1」の形が一般的です。教室の前に職員が給食を運んできて、お昼の時間になると子どもたちに分けていきます。食べる量は自分で決められ、お代わりも自由です。

 一週間の給食献立は学校のお知らせコーナーに公示され、保護者や生徒も確認することができます。また、アレルギー献立や肥満対策献立も用意してあり、各自自分の体質に合わせて選ぶことができます。

掃除は自分たちの教室のみ

 小学校の掃除は自分たちの教室のみ、クラスの生徒が交代制で一日の授業が終わった後に行います。校内の公共エリア、トイレ、体育館は清掃員や先生たちが掃除をします。


いかがでしょうか。

同じ小学校でも取り組み方、親の関わり方は全く違います。学校の先生など、保護者の方への伝え方でどうしたら良いか分からないという場合は、お気軽にお問合せください!

MEBUKI講師 ユキ