英語が苦手、英単語が覚えられていないと感じたら  ~ディスレクシアの子の英語の楽しみ方~

こんにちは!オンライン家庭教師MEBUKI(めぶき)です。

MEBUKI(めぶき)では、英語学習についてのご相談をよくお受けしますが、中でも単語が覚えられない、文法が覚えられないといった内容が多くあります。

英語が苦手、英単語が覚えられないと感じたら~ディスレクシアの子の英語の楽しみ方~

一般的に文字などの言語能力は左脳を使いますが、ディスレクシアの場合は右脳と前頭葉を盛んに使うと言われています。右脳はアートなどの感覚的なことに使う脳とされていますので、右脳でひらがなやアルファベットの文字の認識をすることは著しく困難だと言われています。この要因は中学になって英語の授業が始まったときに、英語ができないっ!と思わせることに繋がってしまいます。今回は、お子さまが、英語が苦手、嫌い、できないと思っているように見られたら、試していただきたいことをご紹介します!

出典:TED ディスレクシアとは?ーケリー・サンドマン=ハーリー

アルファベットを認識する・覚える練習は多感覚で

アルファベットを覚えるには、鉛筆と紙を用意してひたすら書く練習というのが最初に思いつくことかと思いますが、紙に書くだけが文字やアルファベットを認識する方法ではありません。ディスレクシアの子どもたちは右脳を使うのが得意なため、視覚聴覚で認識する方法を取り入れてみることをおすすめします。

その1.Youtubeの歌やチャンツを利用

Youtubeなどにアルファベットを覚える歌やチャンツ(一定のリズムに英単語や英文を乗せて発音する学習方法)などがあります。視覚にうったえるポップなアートや色が使われた絵とアップビートの曲と組み合わせたものなどのものを選んで、視覚聴覚で形を覚えていきましょう。

その2.ディスレクシア用のフォントを利用

ディスレクシア用のフォント[Open Dyslexic]を取り入れてみてるのもひとつの方法です。下にある文字をよく見てみてください。下の部分が太くなっていたり、文字間が広くなっていて、ディィスレクシアが認識しやすいように作られています。まずはアルファベットの形を認識することから、さらには単語や文を読ませたいときにこのフォントを使うと、見やすくなり、読みやすくなります。

その3.アルファベットの形を手で表現!

アルファベットの形を手で作って、体で覚えることも多感覚となります。特に混乱しやすいく、ミラー文字になりやすいbdpqは、親指を立てたサムズアップの手の形でb(左手)とd(右手)、その形で親指を下にむけた形はp(左手)とq(右手)というように表せます。混乱してしまった時は手の形を作って確認させることは身体を使って覚える一つの方法です。

その4.フォニックスで覚える!

フォニックスとは42音のアルファベットの音素です。アルファベットは文字だけでなく音も習得することによって、音と文字で英語の読み書きを学んでいくことが、英語を流暢にさせる秘訣になります。音/聴覚、そして視覚感覚など多感覚で英語を学んでいくことは、ディスレクシアの子だけでなく、これから英語を学んでいく子どもたちに有意義な方法とされています。

単語を覚えるには?

やはり練習・練習・練習です。繰り返し練習が必要です。ただ、単語を見ながら繰り返し写して書くだけでなく、読み方がわかっている場合は(音素を知っている場合)音を口に出して単語を読みながら、聴覚を使いながら、単語を書く練習をしてみるのが良いでしょう。単語の綴りのルールやパターンを見つけるのも、覚える方法の一つです。

フォニックスで音を習得後も、ご家庭内で繰り返しの音の練習、そして読み書きに繋げていくことが、英語の習得に必須となっていきます。

オンライン家庭教師MEBUKIでは英語のサポートが難しいご家庭の代わりに、お子様のペースに合わせて英語学習のサポートをしています。お気軽にお問い合わせください!

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