外国にルーツを持つ子どもたちの学習を支援します➁

MEBUKIでは、「外国にルーツを持ち、日本語でのコミュニケーションを苦手としている」子どもたちの学習をサポートしています。

前回のコラム「外国にルーツを持つ子どもたちの学習を支援します①」に引き続き、日本における外国籍の子どもをとりまく現状と課題をお伝えします。また子どもたちへの指導・支援や無料で利用できるサポートについてもまとめてみました。

市民団体の取り組み

外国籍の子どもを取り巻く現状が厳しい中で、子どもたちのために活動する市民団体があります。

外国にルーツを持つ(以下「外国ルーツの」という。)子どもへの日本語や教科学習支援を行っているNPO法人 青少年自立援助センター YSC Global Schoolでは、平成26年度までは文部科学省の「定住外国人の子どもの就学支援事業(通称:虹の架け橋教室)」を受託し、十分な予算のもと、無償で専門家による日本語教育や学校の勉強を理解するための教科学習支援提供していました。

しかし、平成27年度以降はこの事業が打ち切られ、有料化に踏み切らざるを得なくなりました。対象としていた子どものうち、30%以上はひとり親世帯や困窮世帯に暮らしており、無償枠を確保するために寄付やクラウドファンディング等を呼びかけています。

参考資料

無料で利用できる支援は?

そうした子どもたちへの指導・支援や無料で利用できるサポートについて、以下にまとめてみました。

かすたねっと(文部科学省)

https://casta-net.mext.go.jp

文部科学省が公開している、外国人児童生徒等の教育のための情報検索サイトです。外国人児童生徒等に対して、日本語指導・教科指導等を行える環境づくりを支援するもので、「多言語の学校文書」や「外国人児童生徒等教育のための教材」などを地域の実践事例として検索できます。また、多言語の学校用語を検索したり、学校の予定表を多言語で作成したりもできます。

外国につながる子ども向けの教材(大学・非営利団体など)

https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00663.html

大学や非営利団体等が作成した、以下の多言語対応の教材が、文部科学省のホームページで無料公開されています。

・多言語対応の中学教科単語帳(宇都宮大学多文化公共圏センターHANDS事業)
・日本語指導のための授業映像(一般社団法人 CAMEL・明治大学国際日本学部)
・黒田先生と一緒に学ぼう!字幕版(京都教育大学)
・「生活者としての外国人」のための日本語学習サイト「つながるひろがる にほんごでのくらし」(文化庁)
・日本語学習教材等(国際交流基金)
・外国人児童生徒等のための教材提供(愛知教育大学)
・こんにちは日本の歴史(HATOの会)
・カタリバオンライン(NPO法人カタリバ)
・多言語翻訳算数・数学サイト(京都教育大学)

お気軽にお問い合わせください

ここまで、外国籍の子どもたちをとりまく状況や無料教材等をご紹介してきました。オンライン家庭教師MEBUKIでも、日本語が分からず、授業についていけない、コミュニケーションが難しい、という子どもたちに、日本語学習、学校の学習支援を行っています。(対応言語:英語、韓国語、中国語)

コミュニケーションに困難を抱える子どもたちは、勉強以前に人間関係や日常生活で悩んでいることも多いかと思います。MEBUKIでは、子どもたちの心が「大丈夫!」と思える心を育めるよう、対話を大切にしています。

また、パワトレ(https://studysupport30.com/usagecharges/)を通して親の出身国について考える機会も作っていきます。家族以外だからこそ話せることもあるかと思います。

心の内に溜めてしまっている本当の気持ちを表に出しながら、子どもたち一人ひとりが本来持っている前に進む力に気づくきっかけになれたらと思います。
まずは30分、試してみませんか? 是非、お気軽にお問い合わせください。

オンライン家庭教師MEBUKI