心の木を育てるコラムvol.1「決めつけない関わりと、大人同士のつながりを大切に」

「オンライン家庭教師MEBUKI」は、一般社団法人世界マザーサロンの『心の木を育てよう』をベースとした、対話を通して子どもたちの「心」をととのえながら学習を進めるプログラムです。
MEBUKIの講師は、“心の木”の考え方や子どもたちとの関わり方について定期的に研修を受け、お互い学び合いながら、質の向上に努めています。子どもたち、そして保護者の方にとっても、安心・安全な場を作ることを何よりも大切にしながら、丁寧に関係を築いていきます。
決めつけない関わりと、大人同士のつながりを大切に

支援に関わる人、先生、親御さんなど色々な立場の方とお話をする中で
時々気になるのが「〇〇はこういう子だから」という言葉。
「こういう子だからしょうがない」
「どうせ無理」
例えば、何かあった時にすぐキレてしまう、暴れてしまう、
もしくはすぐにふさぎ込んでしまうといった事が繰り返された場合、
ずっと一緒にいれば、どうせまた・・・とどうしても思ってしまう。
私も分かります。
ただ、「どうせ」という気持ちがあると思考はそこで止まってしまいます。
そして、子どももそれを感じ取り、そこに信頼関係を構築することは難しくなります。
振り回されてしまう周りも大変ですが、本人と話をしていると、
しっかり内省できていることも多く、当然ですが、本人が一番つらいのですよね。
とは言え、いつも同じことが繰り返されてしまえば、「また・・・」と思ってしまうのも無理はありません。
だからこそ大切なのが、大人も周りとつながること。
親だけでなく、支援に関わる人、先生、どんな立場の人でも一人で抱えないようにする。
一歩ひいた立場で、色々な立場でその子を見てくれる人とつながる。
みんなで一緒に、その子の「次の一歩」を考えていけるといいなと思っています。
子育て、子どもの支援とは、子どもを自分の思い通りに動かすことではありません。
その子の力を信じること。大人が変わらなければ、子どもとの信頼関係も築けません。
みんなでつながりながら、「大丈夫だよ」と声をかけあえる場を広げていきたいと思います。
一般社団法人 世界マザーサロン
代表理事 永井佐千子
心の木を育てるコラムバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
vol.2「社会と学校が離れすぎている~誰もが安心して生きていける社会に」
vol.3「なぜ高校に進学するのか?」
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オンライン家庭教師MEBUKIでは、どのような環境に置かれている子でも受講ができるよう、経済的に厳しいご家庭の方には補助制度を導入しています。皆様からのご寄付は、そうしたご家庭の授業料に充当いたします。
社会全体で子どもたちの未来をサポートしていけたらと思います。ぜひ、皆様からの温かいご支援をよろしくお願い致します。
