心の木を育てるコラムvol.2「社会と学校が離れすぎている~誰もが安心して生きていける社会に」

「オンライン家庭教師MEBUKI」は、一般社団法人世界マザーサロンの『心の木を育てよう』をベースとした、対話を通して子どもたちの「心」をととのえながら学習を進めるプログラムです。
MEBUKIの講師は、“心の木”の考え方や子どもたちとの関わり方について定期的に研修を受け、お互い学び合いながら、質の向上に努めています。子どもたち、そして保護者の方にとっても、安心・安全な場を作ることを何よりも大切にしながら、丁寧に関係を築いていきます。
社会と学校が離れすぎている 誰もが安心して生きていける社会に

世界マザーサロンが運営する、若者の居場所兼就労支援「学び舎めぶき」。2拠点目の「ポンちゃんち」が始まったこともあり、小中学生の問い合わせも少しずつ増えてきました。
学校に行きたくない。
勉強がつまらない。
勉強は絶対やりたくない。
小学一年生の子からもそういった声が出てくることがあります。
それぞれの発達などに合わせて、「学びの多様化」が謳われる一方で
30人もの子どもたちの「個性」に合わせて先生が対応することは実際、かなり難しいことだと思います。
だからどうしても、昔ながらの「みんな一緒」にならざるを得ない。
「先生の言うことを子どもたちが聞く」という構図。
力で押さえつけている様子も結構耳に入ってきます。
先生の言うことをきちんと聞く子は「いい子」だし、聞かない子は「困った子」。
そんな関わりが社会に出て生きていく力につながるはずはありません。
今の教育環境で問題だと思うのは、社会から学校がかけ離れてしまっていること。
先生が社会から離れてしまっていること。
勉強が勉強のためだけのものになってしまっては、そこに面白さを感じることは難しくなってしまいます。
社会に出て、必要な力は何なのか、もっと学校、家庭で考えていくことが大切ではないかと思います。
学ぶって本当はもっとワクワクすること。
生きていくための糧になること。
自分の夢を描くもとになること。
大変なことももちろんあるけれど、それを乗り越えていく、ふんばる強さも鍛えるべきところだと感じています。
なので、勉強嫌い!となってしまうのは本当にもったいないし、大人の責任の重さを感じます。
めぶきでは、これまでも様々な方が出入りをしてくださり、色々な経験を積める機会が増えてきていますが、
今後はもっと社会と関わる機会を増やしていきたいと思っています。
自分たちでイベントを企画する。
商品を販売する。
企業を訪問する。
ボランティアで関わる。 などなど。
できることはたくさんありそうです。学校の先生方とも関わる機会を増やしていきたいと思っています。
そして、子どもたちに伝えていきたいのは、誰かが環境を変えてくれるのを待つのではなく、
自分がどうしたいのかそのためにはどうしたら良いのか、自分たちで考えて動く。
自分たちの未来は自分たちで創る、という自覚をもつということ。
どんなことができそうか、ぜひ皆様からのアイデアもいただけたら嬉しいです!
流れを、変えていきましょう!
一般社団法人 世界マザーサロン
代表理事 永井佐千子
心の木を育てるコラムバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
vol.1「決めつけない関わりと、大人同士のつながりを大切に」
vol.3「なぜ高校に進学するのか?」
こちらからお気軽にお問合せください。
オンライン家庭教師MEBUKIでは、どのような環境に置かれている子でも受講ができるよう、経済的に厳しいご家庭の方には補助制度を導入しています。皆様からのご寄付は、そうしたご家庭の授業料に充当いたします。
社会全体で子どもたちの未来をサポートしていけたらと思います。ぜひ、皆様からの温かいご支援をよろしくお願い致します。
