心の木を育てるコラムvol.4「学び方、働き方の選択肢」

「オンライン家庭教師MEBUKI」は、一般社団法人世界マザーサロンの『心の木を育てよう』をベースとした、対話を通して子どもたちの「心」をととのえながら学習を進めるプログラムです。

MEBUKIの講師は、“心の木”の考え方や子どもたちとの関わり方について定期的に研修を受け、お互い学び合いながら、質の向上に努めています。子どもたち、そして保護者の方にとっても、安心・安全な場を作ることを何よりも大切にしながら、丁寧に関係を築いていきます。

学び方、働き方の選択肢

最近、学び舎めぶきの利用者さんたちから「こうしたい」がたくさん出てくるようになりました。

中学3年生の子から卒業したらめぶきでバイトをしたいという希望や、通信制高校に通いながら仕事をしたい、という相談も。
前に進んでいこうという気持ちが出てきていること、本当に嬉しいです。

さて、そうした希望に合わせて考えなければならないのは、めぶきでどう仕事を生み出せるかということ。

これまで、ドライフルーツの製造販売おむすび弁当めぶき屋での調理、アパート共用部の清掃、梱包作業など、色々な仕事をめぶきで作ったり、
企業さんからいただいたり、できる限りそれぞれの得意・特性に合わせた形でめぶきでの就労につなげてきました。

が、まだまだ出口は足りません。

例えば、1日1時間の仕事や内職的な作業など、選択肢を増やしていけないか企業さんたちと話す機会を作っています。

いわゆる既存の形のパートでもなく、かといって福祉の枠でもない。
経験を積みながらそれぞれの自信につなげていけるような取り組みが子どもたちには必要だと感じています。 

「とりあえず高校へ」ではなく、中学卒業後に一通り色々な経験を積んで、そこから必要であれば高校へ進学という選択肢がもっと広まっても良いように思います。

何のために学ぶのか
何のために働くのか

簡単に答えは出ない問いですが、その時その時に、常に自分に問いながら動いていくことができたらきっと大きな力になります。
 
「みんなこうしているから」ではなく「私はこうしたい」を大切に。

めぶきでは丁寧に場を作っていきたいと思います。
これからも、応援をよろしくお願いいたします。 

一般社団法人 世界マザーサロン
代表理事 永井佐千子

心の木を育てるコラムバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
vol.1「決めつけない関わりと、大人同士のつながりを大切に」
vol.2「社会と学校が離れすぎている~誰もが安心して生きていける社会に」
vol.3「なぜ高校に進学するのか」

こちらからお気軽にお問合せください。


オンライン家庭教師MEBUKIでは、どのような環境に置かれている子でも受講ができるよう、経済的に厳しいご家庭の方には補助制度を導入しています。皆様からのご寄付は、そうしたご家庭の授業料に充当いたします。

社会全体で子どもたちの未来をサポートしていけたらと思います。ぜひ、皆様からの温かいご支援をよろしくお願い致します。